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2022-10-26

2022 10/26

すごく好きな人がいた

とても尊敬していて

あまりにも尊敬していたから

私は自分の違和感を何も言えずに

ただ、耐えた。

大きなよろこびがあって

時間は足りず

互いの想像力に頼る術しかなかった

嫌われたくなかった

愛されている実感が欲しかった

同じ温度でいるという確信と

自分の恐れを絶対の安心で埋めたかった

世の中にこんなにみじめなセックスがあるなんて

こんなに屈辱的なセックスがあるなんて

私はただ、ただ、途方に暮れた

あの人もそうだったのだろうか

私たちにはあまりにも時間がなかった