toggle
2022-10-10

2022 10/10

小さく波うつことをはじめた

私の音楽たちよ

私は私でいることをねがっていたのに

私は誰かのなにかであろうとした

それはあまり幸福なことではなく

いつも求め、不安がり、確かなものを

欲しがった

すぐとなりにあるあたたかいものを

軽んじるように踏みにじり

私がそんなにまでして得たかったものは

霞のような陽炎のような

淡くはかない夢のひとひらだった

私の魂の一番、柔らかいものが、

つぶれてしまうまえに

くださねばならぬ、

いや、私の一番、大切なものたちが

本当に大切なものたちが

こわれてなくなってしまうまえに

腹を吸える覚悟を、

その勇気をどうか。