2022-04-19
ティンブクトゥ
おおよそわたくしの生理と同じにやってくる
ほんのひとときのファンタジーがあって
まるで遠足の前の日の夜の子供のように
それが楽しみで楽しみで仕方がない
その瞬間は
日常の生活の中にあるすべての曖昧模糊が
1秒よりも短い速さで
宇宙の彼方に飛んでいく様は
当のわたくしが見ても
あんまりに滑稽で
声を出して笑い
ティンブクトゥまでひとっ飛び
なんて単純
なんて明快
あぁわたくしは本当に愚かだ