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2021-10-17

スプートニクの恋人

わたくしの背中は押された

スプートニクは何を記憶したか

羽は軽く

宙に手繰り寄せられて

無垢で無邪気な勇気となり

押し出され向かう

わたくしだけは

わたくしの生に正直であろうと生きて来た

周りの騒音は聞こえない

残酷なほどの集中力

解き放たれた

解き放たれた

わたくしの隠し持っていた

小さなバラのトゲは

鋭く磨かれ

研ぎ澄まされて

矢が射られる

幸せな嘘が優しく重なる